マスクがない、という友人に少しマスクをお裾分けしたら、マスクよりはるかに高級なお菓子をお礼にいただいてしまった、わらしべ長者のファイナンシャルプランナー中山沙映です。
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小池都知事、やっと動く
東京五輪を1年程度延期する方針が発表された翌日、今日3月25日、東京都は感染者急増を受け、小池百合子知事は平日の26、27日はできるだけ仕事を自宅ですることや夜間の外出を控えること、今週末については不要不急の外出を自粛するよう要請しました。
小池知事は「お一人お一人の行動が社会に影響をもたらすという自覚を持ってもらい、難局を皆さまとともに乗り越えていきたい」と訴えました。
私は今日の夜習い事をしていて、終わった後、スマホをみて小池知事の会見の内容を知りました。
その後地元のスーパーに行ったら、まあ、すごい行列、陳列棚はすっからかん。みなさん、明日からなるべく外出しないよう、買いだめされているのかな?だとしたら、いい傾向です。
(でも、震災や台風に比べたら、家は壊れていないし、電気や水など、ライフラインはちゃんと動いています。2011年の東日本大震災や台風19号のときのことを考えたら、安全で快適な自宅で過ごせるんだから、恵まれていますよ。ほんの少し我慢すれば、感染拡大は防げるはず。何をそんなに焦るのか、私にはわかりません)
それにしても…オリンピックの延期が決まってから、急に増加する東京での感染者数。このことに関して、今までの東京都の発表に誰もが不信感を持ったはずです。
新型コロナウイルスをめぐる用語として
クラスター:集団感染
オーバーシュート、パンデミック:感染爆発
ロックダウン:都市封鎖
などと、小池知事が大好きな横文字が多用されています。どうぞ、好きなだけ横文字使って、会見を行ってくださいな。
私は大丈夫、は通用しない
日本で、世界で、感染者、死亡者が増えています。
私の会社は渋谷ですけど、少し前までは「ふむ、みんな自粛気味で、渋谷空いているなあ」って思っていましたが、今日とか、めっちゃ混んでましたもん。
先週末だって、3連休で、天気よくて、桜も咲いて…そりゃ外出したい気持ちはわかるけど、TVみてたら、上野や鎌倉とか、めっちゃ混雑していてびっくりです。
そのときのインタビューでも、今日の小池知事の要請のあとのインタビューでも、みんなわりと他人事、自分は大丈夫、といった印象です。
少し前のことですが、サッカー、スペイン1部リーグのレアル・マドリードで会長を務めたロレンソ・サンス氏が新型コロナウイルスに感染し、3月21日、76歳で亡くなったというニュースがありました。ご高齢だし、ほかに基礎疾患があったのかもしれませんが、サンス氏はお金持ちです。多分、最高級の医療を受けられたはずです。それでも亡くなってしまうという事実。
さらに、イギリス王室のチャールズ皇太子が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。
日本では、タレントの志村けんさんが新型コロナウイルス陽性と診断され、都内の病院に入院中であることが発表されました。
日本では、著名人の発症例はあまりありませんが…マスクをせずに会議をしている政治家の映像などみていると、ちょっと心配になってきますね。
フランスのマクロン大統領は3月16日、17日から全土で外出制限を実施、外出制限は少なくとも15日間とする、と発表しました。マクロン大統領は「我々は(ウイルスとの)戦争状態にある」と演説しました。
最初このニュースをみたときは、ちょっとオーバーかな、とも思ったのですが、実際、これはウイルスとの戦争だと、私もじわじわ感じてきました。今の日本には、戦争経験者は少なくなっていますが、そのような気持ちで向き合う必要があると思います。
震災や台風に比べたら、家は壊れていないし、電気も水もちゃんと供給されています。当時のことを考えたら安全で快適な自宅で過ごせるんだから、恵まれていますよ。ほんの少し我慢すれば、感染拡大は防げるはず。9年経って、あの高潔な日本人のマインドはなくなってしまったのでしょうか。
小池百合子は新型コロナウイルスを封じたすごい知事を目指すことにした
小池知事は
東京オリンピックを成功させたすごい知事
がダメになったので
新型コロナウイルスを封じたすごい知事
を目指すことにした、と思います。
今まで北海道知事や和歌山県知事の活躍を横目で見ていましたが、これからはちがいます。
新型コロナウイルスへの対応が世界から称賛されている台湾の民進党・蔡英文総統より、ワタシ、すごいことやるわよ、と思っていらっしゃるはず。
お手並み拝見、といたしましょう。