ファイナンシャルプランナーの中山沙映です。
先日、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の最新の興行収入が400億円を突破しました。400億円を超えた作品は国内史上初めて。(東京や大阪などで緊急事態宣言が発令されなければ、それらの地域で映画館の休業要請がなければ、もっと早く400億いけたのにね)
そして、Blu-ray発売まであと少し、となった今、「鬼滅の刃」のアニメを制作したufotableが炎上しています。
Contents
炎上した経緯
炎上した理由は、『無限列車編』Blu-ray/DVDの完全限定生産版に付属する「ufotable」限定特典『光る 心を燃やせアクリルスタンド』。
待ちに待ったBlu-ray/DVDの発売
昨年10月16日に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。異例のロングランとなっていますが、新型コロナウイルス感染がおさまらない現在、劇場に行きたくても行けない人も多いことでしょう。
そこで、待ちに待ったBlu-ray/DVDの発売が3月に発表されました。完全生産限定版・通常版とがあります。
完全生産限定特典として、以下のものがつきます。
◆キャラクターデザイン・松島晃 描き下ろし収納BOX
◆ufotable 描き下ろしデジジャケット
◆特製三方背ボックス
◆オーディオコメンタリー
(花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、日野聡)
◆特典CD
「劇伴音楽集 -フィルムスコアリング版 STEREO MIX-」
◆特典DVD
「初日舞台挨拶ダイジェスト」
「公開記念番組 ~キャストが語る映画の魅力SP〜」
「めざましじゃんけん」
「PV・CM集」
◆特製ブックレット
すごく豪華です。
さらに、こちらの完全生産限定版を一部の法人限定で早期予約すると、「5都市舞台挨拶付上映参加抽選券」をGETできるのです。(5月14日の時点で延期のお知らせメールがきています)
さらに、さらに。法人によって、予約特典が色々つくのです。
ファンによっては、観る用・保存する用として複数買う方、上記の抽選券をGETするため複数買う方、法人による予約特典が欲しくて複数買う方、と情報が解禁されたとき、鬼滅ファンのSNSではどこで、いくつ買うか話題になったほど。
その中でも、アニメを制作したufotableの限定特典がすごかった。
◆光る 心を燃やせアクリルスタンド
◆複製原画7枚セット
◆エンドロール煉獄杏寿郎A6イラストカード5枚セット
◆ジャケットサイズキービジュアルポスター全5種コンプリートセット
とくに、光るアクリルスタンドはカッコよく、SNSをみても、「アクスタが欲しいからufotableで予約します」といった書き込みが沢山。私もその一人。「5都市舞台挨拶付上映参加抽選券」GETするには定められた期限までに予約・代金の支払いが必須なので、早々に振り込みをしました。
炎上の理由①いきなりの仕様変更
5月21日、「ufotable」が仕様変更をツイッターで発表しました。
「光る 心を燃やせアクリルスタンド」の台座サイズ表記に誤りがありました。 ご迷惑おかけします事深くお詫び申し上げます。
確かに、予約段階ではあくまでもサンプルなので、実際のものが、多少異なるのはわかるんですよ。でも、台座サイズ表記に誤りって…これ、発注ミスか、サンプルが出来たときのチェックミスでしょ。
しかも、新しい画像をみると、台座だけでなく、アクスタの方の形も、なんかおかしい。
スマホの中に写真を保存していました。こちらが予約時のアクスタ
そして、新しい仕様のものがこちら
これを「サイズ表記の誤り」「仕様変更」と言ってしまうのはいかがなものでしょうか。
炎上の理由その②仕様変更告知のタイミング
入金期限・キャンセル・配送先変更の期限が5月20日まで。その翌日にサイズ変更のお知らせを出す、というのが問題です。
ちなみに、私は気が付いていなかったのですが、当初は入金期限・キャンセル・配送先変更の期限が5月24日だったのが、勝手に5月20日に前倒しにされていました。
炎上の理由その③仕様変更告知の方法
しかも、これらのお知らせはツイッターです。その時点では公式HPには記載なし。今もって、予約者にお詫びのメールもありません。
私はたまたま、友人が教えてくれたので知りましたが、ツイッターをやっていない人は知らないままです。
とても不誠実な対応です。
その時点でかなり炎上して、公式HPに意見を送った方もいたようで…数日後、キャンセルを受け付けることになりました。
炎上の理由その④すべてにおいて不誠実
一連の流れにおいて、ufotableの対応の不誠実さだけが際立つ結果となりました。
アクスタは作り直しをしない。いやならキャンセルして、ということなんですね。
その姿勢はいかがなものかと思うんですよ。「鬼滅の刃」の原作をリスペクトし、素晴らしいアニメーションを作ってくれた会社が、こんなグッズを作って、それを代金をとってファンに届けるって…おかしくない?
むかしからufotableを知っているアニメ通というか、ヲタクは「こんなものよ」と、わりとゆるい反応です。
しかし「鬼滅の刃」は従来のコミックファン、アニメファン以外の、新規のファンを獲得した大きなコンテンツです。大きな賞を受賞したり、社会現象にもなっています。そのような作品にかかわっている会社が、このような不誠実な対応でよいのでしょうか?
ufotableは過去に脱税もしています。このときの対応にも大きな疑問が残りました。
素晴らしい作品を生み出した会社です。どうか、作品にかかわるすべてのことについて、誠実に対応してもらいたいです。
今後のこと
私は5月28日の夜、キャンセルのメールを送りました。その後、担当者からメールがくるそうです。さて、いつになるでしょう?そして、代金はいつ戻してもらえるのでしょう?今までの不誠実を考えるとあまり期待はできませんが、それも含めて、レポしたいと思います。