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『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』感想

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ファイナンシャルプランナーの中山沙映です。

10月16日、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を観て来ました!しかも、朝イチの回と18時の回の2回。

あまりに感動しすぎて?
翌日17日が雨が降ってて寒かったから?

原因はわからないけど17日の午後くらいから18日丸一日体調不良でずっと寝ていました。なので、やっと映画の感想を書くことができます。一応、ネタバレはないようにしたつもりです。

Contents

原作・アニメを知らなくても内容を理解できるか?

私は最初にアニメを観て、アニメが終わった続きから単行本で読んでいて、22巻まで読んでいます。

フジテレビで放送された10日と17日の総集編だけではちょっと、人間関係や、鬼殺隊、柱の存在、無惨さまの存在といったところが理解できないと思います。

もしかしたら、映画の冒頭、簡単な説明セリフとかがあるのかなと想像していましたが、まったくありません。

ネットで検索すると、先のストーリーまでわかっちゃうので、できればアニメの26話まで観てから映画を観に行くことをお勧めします。

映画のここがすごいっ!

映像・作画がすごいっ!

TVアニメのときから思っていましたが、本当に作画が美しい。無限列車っていうタイトルなので、列車が走っているシーンがあるのはネタバレではないですよね?走っている列車での戦いのシーンなど、その風まで、実写か?と思うほどの表現力なのです。自然豊かな背景もすばらしいです。

アニメの最終回からの続きの無限列車編が映画になると聞いて、「え?映画になるほどの尺ないじゃん」って思ったんですけど…マンガの一コマ分が、アニメになると数十秒になる。それがずっとずっと続いていくので、充分映画としての尺に足るものになっています。マンガだと、自分の脳内で補完していた部分が、ああ、この動きからこうなるんだ、と非常にわかりやすくなっています。

ただね~、カラーになっているので、触手っていうのかな?伊之助風に言うと「ばいんばいん」しているやつ、あれが気持ち悪かった!

声優さんたちがすごいっ!

TVアニメシリーズからずっと同じ主要キャストでやっていらっしゃるので、チームワークは抜群ですね。宣伝のために雑誌やTVにかなり露出されていて、そこから色々情報を得ることができました。

善逸役の下野さん、伊之助役の松岡さんは、地声は全然ちがうんです。よくあんな声が出せるな、さらにその声で演技できるな、と思いました。

禰豆子役の鬼頭さんも、鬼になってからは「ムーッ」といううなり声ばかりですが、シーンによって、色々声色を変えているんです。これは、素人からみても難しい演技だとわかります。

魘夢(下弦の壱)役の平川大輔さん。いや、この人すごい。不気味な魘夢をバッチリ表現している。鬼滅の刃の映画の予告CMって、この人のセリフから入るじゃないですか。あれを聞くと毎回とゾッとする。まさに、掴みはOK!って感じです。

そして、煉獄杏寿郎役の日野聡さん。花江さんは「原作を読むとき煉獄さんのセリフを日野さんのお声をイメージした」、鬼頭さんが原作を読んだとき「煉獄さんは日野さんだったらいいなと思った」とそれぞれおっしゃっています。まさに理想のキャスティングだったわけです。

最近のアニメは、話題作りなのか、本職の声優さんではなく、アイドルや役者さんや芸人さんを使うことが多いです。「鬼滅の刃」は本職の声優さんしか出演していません。それは、禰豆子にしろ、善逸にしろ、伊之助にしろ、かなり高度な声の演技が必要だからだと思います。

役者さんでも上手な方はいらっしゃいますが、なんとなく、その方の顔が思い浮かんでしまうんですよね。花江さんたちも一応顔出ししていますが、演技しているところを観ていないので、アニメを観ていても、花江さんたちの顔を思い浮かべることはないのです。

音楽がすごいっ!

LiSAさんが歌う主題歌「炎」が流れると、涙が出る体質になっています。そのくらい作品の世界観を表しています。

大きなスクリーンで美しいアニメーションを観ることができて幸せですが、音響もよいので、さらに感動がアップします。

無限列車編は、原作で言うとまだまだ序盤。今後も多分アニメ化すると思いますが(しないと日本国民が怒るでしょ)、続きのエピソードも全部映画館で観たい、と思ってしまうくらい、とにかく素晴らしいです。

伊之助・炭治郎・煉獄さん

作品全体のファンなので、とくに誰推しっていうのはないのですが…映画では、炭治郎は当然なのですが、伊之助・煉獄さんがとにかくいいのです。

炭治郎は、躓いても、立ち上がって、前を向いていく。その前向きさがカッコいい。普段はとても優しいのに、家族を侮辱されると激怒するところもいいのです。

伊之助は、最初、それこそ動物みたいなんですけど、炭治郎や善逸と出会って、少しずつ人間らしくなってきて…今回また、煉獄さんという大きな存在に接して、加速度的に成長していきます。

そして煉獄さん、まじ兄貴!上司にしたいNo.1!日本の政治家や官僚に見倣ってもらいたい。

原作を読んでいて、はじめて泣いたお話です。何度読んでも泣きます。そのくらい、すばらしいストーリー。

それを、最高のスタッフ・キャストが、原作に最大限のリスペクトをもって作った作品。

流行っていてちょっと…などと思わずに、ぜひぜひ映画館に足を運んでいただきたいです。

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