ファイナンシャルプランナーの中山沙映です。
みなさんは、ファイナンシャルプランナー(以下、FPといいます)がどのような資格・仕事がご存知でしょうか?
TVや雑誌で、保険や住宅ローンの見直ししたり、節約術を紹介したりするひと?
はい、それも正解です。
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日本FP協会の定義
私が所属する【日本FP協会】によると
人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。
要するに、お金まわりに関する色々なことを相談できる、「家計のホームドクター®」のような存在です。
資格・職業としてのファイナンシャルプランナーの立ち位置
FPは職業の名称で誰でも名乗ることができます。先日「ファイナンシャルプランナーの資格」というタイトルの日記を書きました。https://nakayamasae0120.com/financialplanner/fp/
1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®は、結構難しい試験をパスしなくてはいけません。1級ファイナンシャルプランニング技能士は、一応国家試験でもありますしね。
でも、残念ながら、弁護士や税理士、社会保険労務士のような業務独占資格ではありません。
具体的にどういうことかというと
FPは、相続の一般的なことや成年後見のことを説明できます。
でも、弁護士ではないので、相続放棄や成年後見の手続きをすることはできません。
FPは、税金について一般的なこと、たとえば確定申告について説明できます。
でも、税理士ではないので、個別の税金額を計算したり、確定申告の書類を作成することはできません。
それじゃあ、FPいらないじゃん。直で弁護士さんや税理士さんに相談にいけばいいんでしょ、ってなりますよね?
もちろん、そういった専門家に依頼できるお金に余裕がある方ならそれが一番いいでしょう。
ここで、そういったお悩みを「病気」に例えてみましょう。
みなさん、ちょっとお腹が痛いとき、いきなり専門病院に行きますか?お腹が痛い、と言っても、盲腸なのか?下痢なのか?それとももっと難しい病気なのか?素人では何科に行けばよいのかもわかりません。
そういうとき、まずは、地元の内科クリニックとかに行きますよね。
そして、大抵の方はそこで診察・お薬をもらって治ります。
内科クリニックの診察の結果、もっと大きいところで検査してもらった方がいいよ、となったら専門病院を紹介してもらいます。
私たちFPは、地元の内科クリニックのような存在。
まさに「家計のホームドクター®」なのです。
たとえば、専門家に頼むほどではないけれどちょっと聞きたい。
少し教えてもらえたら自分でできる。
そのような方にこそ、FPを活用していただきたいと思っています。