ファイナンシャルプランナーの中山沙映です。
10月10日、17日は、フジテレビ系列『土曜プレミアム』枠で「鬼滅の刃」の総集編が放送されます。もともとのアニメはTOKYO MXだったので、全国・ゴールデンタイムでの放送は初となるそうです。
10月10日は第1話から第5話までの『兄妹の絆』、10月17日には、第15話から第21話までの『那田蜘蛛山編』をそれぞれ放送します。また、フジテレビ(関東ローカル)にて、10月13日から10月17日、24日に『全集中!アニメ「鬼滅の刃」一挙放送』として第6話から第14話までおよび、第22話から第26話まで放送されることも決まっているそうです。
と、いうことは、10月10日と10月17日の放送分は、総集編みたいな感じでしょうか。少し編集してあるのかな?ちょっと残念。
「鬼滅の刃」はすごい人気ですが、地方在住の方や、お子さんにとっては、アニメを観るのははじめて、という方もいらっしゃるのかな。
そこで、アニメからはじまって、原作にもどっぷりハマった私の、「鬼滅の刃」ここがすごい!をまとめてみました。
Contents
「鬼滅の刃」のここがすごい!
竈門炭治郎はジャンプ史上もっとも優しい主人公
主人公の竈門炭治郎は、家族思いで働き者。「鬼滅の刃」が老若男女に支持されるのは、炭治郎の性格がポイントでしょう。親や爺婆世代であれば、「こんな息子・孫が欲しいわ~」と思っちゃう。子供たちにとっては「こんな優しいお兄ちゃんが欲しいな」と思える存在。
自分がいない間に、鬼に家族を惨殺され、唯一生き残った妹禰豆子は鬼にされてしまう。
剣士となって「鬼殺隊」に入り、妹を鬼にした鬼舞辻無惨に近づき、妹を人間に戻す方法を探そうとします。
もともと優しい炭焼きの少年が、剣を持ち、厳しい訓練を経て「鬼殺隊」に入る。そこまでの展開がめちゃくちゃ早い。これ、他の作品なら、「鬼殺隊」に入るまでで何話も続けられそうなんですが、そうはしないところが、「鬼滅の刃」の魅力のひとつでもあります。
ヒロイン的存在・禰豆子は強くてかわいい
炭治郎の妹。もともとは、下の子たちの面倒をみるしっかり者でした。鬼になった後は、人を襲わないよう、竹でできた口枷をしているので、ちゃんと話すことができません。鬼となっても、人を襲わず、炭治郎と一緒に鬼を倒します。
鬼の力なのか、大きくなったり、小さくなったりできます。大きくなるとちょっと妖艶な感じになって、小さいときはかわいい
後々ほかの女性キャラも出てきますが、前半はとくに、禰豆子しか主要女性キャラは登場しません。妹だけど、ヒロインな禰豆子。炭治郎との絆の強さが、全編を通して大事なテーマとなっています。
コロナ禍において、家族の絆の大切さを感じていた私たちは、緊急事態宣言下、さらにこの作品に惹かれていったのです。
冨岡義勇をはじめとする炭治郎と関わった人々の存在
炭治郎がはじめてであった鬼殺隊の隊士が冨岡義勇。鬼殺隊の階級で最も高い「柱」の地位におり、絶対的な強さを持っています。
鬼となった禰豆子と炭治郎が、最初に義勇と出会わなかったら、話にならなかった、という重要な人物です。ホント、ありがとう義勇さん。
また、炭治郎は導かれるだけではなく、義勇や、ほかの出会った人々に影響を与えます。炭治郎と関わった人たちは、身分や年齢、強さに関係なく、炭治郎に影響されていくんですよ。しかも炭治郎がそうしようと意識しているわけでもないのに。その自然なところも好きです。
アニメの持つポテンシャルを最高に引き出している
「鬼滅の刃」の素晴らしいところは、展開の早さとセリフのすばらしさ。
しかし、戦闘シーンなどは、正直、原作の吾峠呼世晴先生(ファンはワニ先生と呼んでいます)の画力がついていっていないところがあります。
ルックス的にイマイチな鬼も出てきますし、残酷なシーンもあります。
それらを補って余りあるアニメーションの作画やCG、音響、声優さんたちの融合がすばらしい。マンガでみた技をアニメでみると、ああ、そうゆうことね、とわかる。
声優さんも、すごく贅沢な使い方をしています。主要キャラではなく、鬼に超有名な声優さんを使っていたりして…予算の関係でしょうか。そういう使い方もありですね。
LiSAさんが歌うOP「紅蓮華」も、作品の世界観をとてもよく表現しています。
私自身もそうだったんだけど、作品全体、最初から暗くて残酷なシーンで、ちょっと受け付けない…という方もいらっしゃると思うのですが、ぜひ、最後までみてほしいです。
あ、あと、フジテレビさんにお願い。
変な演出とか編集とかしないでください。
鬼滅ファンを公言している芸能人は多いけれど、そういった方を招いてのコスプレとか、ゲームとか、どれだけ作品好きかのトークとか、まじでいりませんので。