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中山さんのブログ

FP中山沙映の日記

会社員生活30年の歴史を振り返るその2

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毎度、ファイナンシャルプランナーの中山沙映です、とご挨拶していますが、実は本業は普通の会社員です。

前回、新卒から3つめの仕事、弁護士事務所までお話しました。個人の事務所なので、有給休暇などのルールがちゃんと決まっていなくて、そういうところがちょっと不満でした。

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ドラマ「ハケンの品格」を観て、派遣社員となる

2007年のこと、当時話題となっていたのが篠原涼子さん主演のドラマ「ハケンの品格」。これを観ながら、派遣会社に登録しました。(ちょうど、この春、続編がスタートするそうですね。懐かしい)

それまでずっと正社員で働いてきたので、派遣社員ははじめてでした。

当時もそんなに景気はよくなかったし、すでに若くもなかったけれど、派遣会社に登録したら、沢山紹介がありました。その中で選んだのが、今勤めている会社。

会社の職種としては建設・不動産業なのですが、自分が派遣された部署では、訴訟を抱えていました。たまたま、私は法律関係の仕事をしていたので、わりとスムーズに仕事に入れました。

入ってすぐに、社員が作成した書類の法律上のミスを指摘したせいか、「デキるハケン」と認識していただきました。派遣会社の担当もよい人だったし、派遣先の人間関係もよく、楽しく働いていました。

2008年にはリーマン・ショックがありましたが、ラッキーなことに、派遣会社も、派遣先もそんなには影響を受けていなかったようです。

ただ、ですね。
私ってそういう星の下に生まれているのかなあ。
入った当初はそんなに忙しくなかったのですが、会社の中で組織変更があり、仕事が増え、結局、すごく残業することになってしまいました。

それでも人間関係はよかったし、その頃は派遣先が少なくなっていたこともあって、やめようとは思いませんでした。時給で働いているから、めっちゃ高給取りになっていましたしね。

派遣社員から直接雇用に

派遣社員になってから2年ほどして…会社から「直接雇用になりませんか?」と言われました。派遣会社からも、直接雇用になった方がよい、とアドバイスされ、派遣会社を辞めました。ただし、直接雇用といっても「契約社員」です。いわゆる「有期契約労働者」です。正社員ではありません。

仕事の内容はほとんど変わらず…というか、直接雇用になったので、できる業務が増えて、仕事量はさらに増えました。だけど、時給に換算すると、派遣社員時代よりずっと安価になってしまいました。

色々あったけれど…相対的にみて、人間関係がよいのと、福利厚生がしっかりしているのがよくて、ずっと続いています。

有期契約社員から無期契約社員に

2014年に乳がんになったとき、しっかり休むことができ、さらに仕事を続けることができています。

その後、労働契約法の改正により、有期契約社員から無期契約社員になりました。相変わらず、仕事は変わりません。お給料も変わりません。福利厚生が正社員とほぼ同じになりました。

一時期は、正社員になることを目標にしていたこともありますが、病気になったこともあり、今は、ほどほどに働く無期契約社員でいい、と思っています。

うちの会社だけかもしれないけど、正社員になる試験って、不透明すぎる。すごく美人の女性がいたんだけど「おれの愛人になるなら正社員にしてやる」と上司に言われたとか。

私は受験戦争・偏差値至上主義の時代に学生時代を過ごしました。テストの点数という誰にも明らかな結果で評価されるのは、わかりやすくてよかったです。

社会人になると、昇級のための評価がある。だけど、配属された部署によっては、目に見える数字などで評価できる仕事内容ではありません。営業なら、どれだけ新規取引先を開拓したか、とか、契約金額が〇〇万円、とかわかりやすい数字があります。でも総務系とかだったら、そういう評価ができません。

そういう意味で、正当に評価されていないなあ、と感じることが多いです。

若いときは、そのことにイライラすることもありましたが、年齢を重ねると、どーでもよくなってくる(笑)

と言いますか、自分がわかっていればいいことだし、わかる人がわかってくれていればいい、と思うようになりました。

そう思えるようになったのは、ファイナンシャルプランナーの資格に合格したことが大きいです。

 

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