ファイナンシャルプランナーの中山沙映です。
普段は会社に行っている夫と学校に行っている子供が在宅で、家事が大変なお母さん。
在宅勤務中なのに、子供がうるさくて仕事にならないお父さん。
仕事もなく、寝起きしていたネットカフェが休業で、居場所がなくなってしまった人。
色々な方がコロナ禍で大変な思いをしたわけですが、ちょっと待って。一応仕事があって、住むところがあるおひとりさまでも、つらい思いをしているのです。そんな、世間のニュースに埋もれてしまった私の友人(おひとりさま)のお話です。
Contents
住環境の大切さを考える
会社の近く(都心で高家賃)に住むおひとりさま
私の勉強仲間は、私より若い30代の男性が多いです。もともと高学歴で、大手企業などにお勤めの意識高い系。
通勤時間が無駄、どうせ寝るだけだからどんな部屋でもOK、といった理由で、会社に近い都心の高い家賃のワンルームとかに住んでいる人っていますよね。
私の友人で大手企業勤務のAくんも、そんな意識高い系男子。
早々に在宅勤務になりました。せまい部屋で過ごすのが苦痛でたまりません。そもそも家は寝に帰る場所でしかなかったから。
都心のオフィス街に近いため、スーパーとか生活に密着するようなお店が少なくて、コンビニかTAKE OUTで食生活の崩壊。たとえ買い物ができても、ミニキッチンなので自炊も難しいそうです。
そして、スポーツクラブで大きいお風呂に入るから、自宅はシャワールームのみ。水道光熱費は低く抑えられるし、掃除もしなくて楽だよ、と言っていましたが…スポーツクラブも休みだから、自宅の小さいシャワールームでがまん。これでは疲れもとれない…
まさに、日常生活を奪われたような人です。
「何のために、高い家賃を払っているんだろう。こんなことなら、同じ家賃で、少し都心から離れても広いところに住めばよかった…」
(ただ、今は通常勤務に戻ったため、電車に乗らずに出勤できることにメリットを感じているようです。Aくんの悩みは続く…)
意識高い系が住むシェアハウスは3密
もう一人、意識高い系のBくん。シェアハウスに住んでいます。
今までさんざん、シェアハウスでのすてきな生活を語り「沙映ちゃんはおひとりさまなんだから、シェアハウスに住むといいよ」とすごく勧めてくれたのですが…私、基本引きこもりなので、シェアハウスで知らない人とバーベキューとか苦手です。特別潔癖症でもないのですが、他人とキッチンやバスルーム、洗濯機を共有するのもダメ。いつも丁寧にお断りしていました。
新型コロナウイルスは、彼らの意識高い系なライフスタイルを根本から壊してしまいました。
住人がほとんど在宅勤務になったので、キッチンやバスルームが混雑で3密。さらにwi-fiも混雑しちゃって、仕事に支障が出るレベルだったとか。
在宅勤務になっても孤独にならないはずの共有スペースも、密になるから使用制限ができ、共有スペースでもマスク着用なのだそうです。
シェアハウスのよいところが失われて、私のワンルームよりもせまい自室にこもっていてストレスがマックス。
Bくん、引っ越しを考えています。
コンビニやスーパーが私の冷蔵庫、のミニマリストはさらに進化
私のまわりには完璧なミニマリストがいないので、今までミニマリストとして生活してきた方が、コロナ禍でどのように過ごしているのか、SNSをみてみました。
やはり、今までよりも、食料品も、日用品も、在庫を多く持つようになっていましたね。もともと家のスペースに余裕があるから、在庫が増えても収納に困ることもないようです。
在宅勤務のために、家具を買わずにレンタルした方のお話は、さすがミニマリスト!って感じです。
ミニマリストの方たちは、おおむね自分のライフスタイルを貫きつつ、上手にwithコロナの生活へシフトしています。
withコロナにおいて、ミニマリストは最強かもしれません。
私自身は、ミニマリストよりもシンプリストに憧れています。というか、性格的に、ミニマリストにはなれないので。
今後、少しずつ外出はできるようになっていきますが、それでも、以前よりは家で過ごすことが多い生活になると思います。住むところって、本当に大事ですね。
今の家、ちょっとせまいけれど、私が必要と思う設備は完備しているし、駅近なのに静か、ということで、とても気に入っています。
断捨離したので、少し部屋の中のモノの置き場所などを変えたりして、より快適な居場所にしていきたいと思います。